一般小児科|むろや小児科アレルギークリニック|吹田市阪急千里山駅の小児科・アレルギー科

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一般小児科

一般小児科|むろや小児科アレルギークリニック|吹田市阪急千里山駅の小児科・アレルギー科

小児科外来とは

小児外来

小児科では、発熱、咳、鼻水、鼻づまり等の風邪(急性上気道炎)から肺炎・気管支炎までの呼吸器感染症や、皮膚のかゆみ、発疹などの皮膚のトラブル、相談のしづらい夜尿、熱性けいれん等様々な症状を診ます。ご家族が気になっていることや心配なことを相談していただければと思います。当院で対応が困難な場合は、適切な医療機関へご紹介させていただきます。

当院ですぐに行える主な検査

血算及びCRP検査

血算は白血球数や赤血球数などを確認します。
簡易的ではありますが、体の兵隊である白血球数が増加し、戦いの程度を表すCRP値が上昇していれば、細菌感染症を疑います。逆に白血球数がわずかに変動し、CRP値がそれほど上昇していない場合はウイルス感染症を疑います。
微量の採血量で、血算やCRP(炎症反応)の測定を行います。

血糖測定

経口摂取できず、ぐったりしているときや感染性胃腸炎で経口摂取ができず、嘔吐を繰り返したり、おしっこが出なくなっているお子さまは低血糖の可能性があるため、血糖測定を行い、低血糖の有無を確認します。低血糖を認めた場合は速やかに糖分の補充を行います。

尿検査

蛋白、糖、潜血、白血球、ケトンなどを調べます。
尿は無菌のため、通常は、尿中白血球は陰性となります。もし陽性の場合、お子さまが現愛尿路感染症の可能性があります。ただし、乳幼児は尿に黴菌が混ざってしまう顔膿性があります。

感染症迅速診断

インフルエンザウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、溶連菌、ノロウイルス(便)、ロタウイルス(便)、アデノウイルス(便)、マイコプラズマなどの迅速検査を実施しています。

肺機能検査(スパイロメトリー)

肺の容積や、空気を出し入れする換気機能を調べる検査で、肺の病気の診断や重症度などの評価に役立ちます。当院では気管支喘息の有無を判断するために、肺機能検査を施行します。そのうえで治療法方針はLTRAの内服を行い、改善に乏しい場合は、吸入ステロイドを開始します。

超音波(エコー)検査

腹痛、下痢、便秘、血便などのおなかの症状は、診察や血液検査だけでは診断が難しいことがあります。その場合、超音波検査を用いて診断します。首や胸のしこり、脱腸やでべそ、停留精巣などで診断が難しい場合にも使用します。

子どもによくみられる症状

発熱

子どもは大人よりも体温が高めで、37.5℃までは熱があるとは言えません。注意が必要なのは生後3カ月未満の赤ちゃんが38℃以上の熱を出したときです。潜在性菌血症といって菌が体の中で増えてきている可能性があり、この場合、敗血症や髄膜炎をきたす重症感染症が含まれていることがあります。解熱剤を服用せず、すぐに入院治療ができる小児科医療機関を受診してください。3カ月以降であっても、40℃以上の高熱のときや微熱が続くときは、一度受診をおすすめします。とくに、意識がもうろうとしている、ぐったりして水分がとれない、嘔吐や下痢がある、発疹がある、機嫌が悪いといった症状が見られる場合には、すぐに受診してください。

熱性けいれん

乳幼児期(5歳くらいまで)に38℃以上の発熱に伴って起こるけいれん発作で、有病率は7~8%と比較的多くのお子さんにみられる病気です。けいれん時には、白目をむいて、全身が突っ張ったり、ガクンガクンと手足を震わせたりすることが多く、突然の症状の出現に保護者の方がパニックになってしまうこともあります。けいれんは起きたときに適切に対処することが重要なので、まず保護者の方が落ち着きましょう。 けいれんが起こったら、体を横向きにして寝かせます。嘔吐することがあるため吐いたもので気道をふさがないように注意しましょう。また、揺すったりせず、けいれんがどれくらい続くか時計をみて把握してください。左右差がないか、どの部分に起きているかも確認しましょう。
けいれんが5分以内におさまり、その後の意識がはっきりしている状態(しっかり目線が合い、呼びかけに反応する)であれば、けいれん後に医療機関を受診してください。5分以上続く場合や、けいれんがおさまっても意識や顔色が戻らなかったり、けいれんを繰り返したりする場合は救急車を呼んですぐに受診しましょう。

おなかが痛い

お子さんが訴える症状のうち、最も多いのが腹痛です。頻度が高いものは急性胃腸炎や便秘症で、通常は軽症で経過しますがときに強い腹痛を訴えます。それ以外にも肺炎、喘息発作、腎臓尿路の疾患、食物アレルギー、ストレスや不安、日常生活の乱れなど様々な原因から腹痛を訴えることがあります。すぐに根本的な治療が必要な緊急性の高い腹痛には、急性虫垂炎や腸重積(乳児に多く、腸の一部が同じ腸の中に潜り込んで詰まってしまう病態)、腸閉塞(イレウス)、精巣捻転などがあります。急に発症し痛みの程度が強い腹痛は、緊急性のある腹痛の場合もありますので、お電話で直接受診をご相談ください。

頭が痛い

子どもの頭痛には、かぜや高熱、副鼻腔炎などの感染症に伴う頭痛がありますが、頭痛のみの症状で受診される場合に一番多いのが片頭痛です。大人に比べて程度が軽いことが多いものの、ズキンズキンと拍動性の痛みがあり、周囲の景色がぼやけたり、嘔吐や腹痛を伴ったりと辛い症状が伴います。小学生の高学年や思春期になるとストレスやスマホの使いすぎなどによる筋緊張型頭痛が増えてきます。起床後の血圧の変動に自律神経が対応できない起立性調節障害にも頭痛が伴うことがあります。
放置してしまうと命にかかわる頭痛も稀にあるので注意が必要です。急激に頭痛が起こり、首を横にふれない場合や、発熱はないものの吐き気や嘔吐を繰り返す場合は、髄膜炎などの可能性がありますので、すみやかに受診してください。

呼吸が苦しそう

かぜを引いたときに、咳を繰り返したり息苦しさを覚えたりすることはよくありますが、この場合は、何日か安静にすることで快方に向かうことが大半です。しかし、喉や気管支などに炎症が起こって、咳や息苦さが長く続くこともあり、そのようなときは、吸入や吸引などの処置やお薬を服用して呼吸を穏やかにする必要があります。また、喘息の発作の場合もあります。喘息は放っておくと悪化しますので、適切な治療を早期に受けることが大切です。

胸が痛い(胸痛)

子どもの胸痛は、心臓以外の原因で起こることも多く、たとえば、胸壁(横隔膜など)の痛みや喘息などの咳からくる痛み、心因性(不安やストレス)の痛みなどがあります。ほとんどは特発性と言って原因のはっきりしないままに胸の痛みが消失してしまうこともあります。

手足が痛い(成長痛)

子どもの成長過程では、手や足の骨などが急速に成長することで、その部位に痛みを伴うことがあります。いわゆる成長痛で、3歳~12歳ごろに多くみられます。成長痛は、夜間にみられることが多く、通常は長く続かず、昼間の活動時間は元気に走り回れるので過度な心配はいりません。しかし、強い痛みが生じていたり、皮膚が腫れ上がったり、熱を持っていたり、変色しているように見えるときは、治療が必要なケースもあります。気になる場合はご相談ください。

中耳炎

小さなお子さんの耳管(耳と鼻をつなぐ管)は、鼻汁が入りやすく中耳炎になりやすい構造になっています。赤ちゃんに、熱が下がらない、機嫌が悪い、耳をよく触るなどの様子がみられたら、中耳炎を起こしているのかもしれません。軽症の場合は、痛み止めを服用し様子をみることで治ることが多いです。中耳炎を予防する手段の一つとして鼻吸引や鼻洗浄があります。鼻水が多い場合、家庭用の鼻吸い器などでこまめに吸ってあげると効果的です。