鼻炎|むろや小児科アレルギークリニック|吹田市阪急千里山駅の小児科・アレルギー科

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鼻炎

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鼻炎(鼻水・鼻づまり)について

鼻炎

鼻炎は鼻の粘膜に炎症が起こることで、透明な鼻水から黄色・緑色の膿性鼻汁、鼻づまりなどの症状が現れます。鼻づまりがひどくなると鼻呼吸がしづらくなり、こどもは口呼吸になります。その結果、喉の乾燥や痛み、におい・味のわかりにくさの原因にもなります。小さなお子さまでは、ミルクが飲めない・眠れない・機嫌が悪くなることもあります。
鼻炎の主な原因は風邪やアレルギーなどさまざまです。鼻炎の症状が長引くと副鼻腔炎や中耳炎を併発することもあり、長引く症状は注意が必要です。

鼻炎(鼻水・鼻づまり)の原因

鼻炎の原因は様々ですが、大きく分けると、感染症やアレルギー、それらが原因で起こる副鼻腔炎などがあります。

風邪(急性上気道炎)

感染症として最も多いものです。風邪の原因はほとんどがウイルス感染症で、ライノウイルスやRSウイルス、アデノウイルスなど様々なウイルスが鼻の粘膜に感染します。感染が起きると鼻の粘膜で炎症が起き、粘膜が腫れたり、鼻汁が生じ鼻閉がみられるようになります。風邪の鼻汁ははじめ無色透明でサラサラしていますが、数日経過すると黄色や緑色の粘稠な膿のような鼻汁に変化します。これは炎症により副鼻腔内に膿がたまることによります。そのため、お子様には、しばらく鼻垂れがみられたり、鼻をかんでもかんでも鼻水が出つつけることが起こります。この場合は、去痰薬を内服したり、十分な水分をとることによって粘稠な鼻汁をできるだけ柔らかくし出しやすくします。また、細菌感染症を起こしている場合もあるため必要時は抗菌薬の内服を行います。

アレルギー性鼻炎

花粉症やハウスダスト(ダニや動物の毛など)のようなアレルゲンと呼ばれる原因物質が免疫反応を引き起こし、咳や鼻水、鼻の粘膜腫脹よる鼻づまりを引き起こします。花粉症などは季節性、ダニなどは通年性と言われています。アレルギー性鼻炎では、無色透明で水のような鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみなどの症状がみられます。アレルゲンの多い時期や場所、具体的にはスギ花粉やヒノキ花粉、マットや布団などに行くと症状が悪化することもあります。アレルギー性鼻炎に対しては、症状に対して治療を行い、鼻水が多いときは抗ヒスタミン薬などを内服し、鼻の粘膜が腫れているときは、抗ロイコトリエン受容体拮抗薬を内服します。また、ステロイド点鼻薬は鼻の粘膜で起きている炎症を直接抑え、両方の症状に効果があります。ただし、これらはあくまで対症療法で、根本的な治療を行う場合は、現在ダニ及びスギに対する舌下免疫療法があります。舌下免疫療法の適応は症状の程度で決まるわけではないため軽症でも適応があります。治療は舌下錠を舌の下で1分間保持し、その後内服します。治療期間を3年から5年になります。治療をやめた後も効果は持続し、咳や鼻水、鼻づまりなどの症状を認めず経過します。恒久的に症状がないわけではなく、数年後に再度症状を認めることもありますが、その場合は、再度舌下免疫療法を行うと症状は認めなくなります。

副鼻腔炎(蓄膿症)

風邪やアレルギー性鼻炎が引き金となって鼻の周囲にある副鼻腔という空洞に細菌やウイルスが侵入し、炎症を起こすことで生じます。頭痛や顔面の疼痛、鼻水、鼻閉、膿のような鼻水などを伴います。また、においがしない臭覚麻痺や味がしない味覚低下などもみられます。

その他

気温の急激な変化や乾燥した空気、たばこの煙、香水など鼻粘膜に対する刺激となり鼻汁が生じます。